介護職に就いた事が無い未経験者であっても、介護業界でキャリアアップする事が可能であり、最初にしておくのは実務経験を積む事と基本的な資格を得ておく事。実務経験に関しては、従業期間3年以上且つ540日以上の従事日数で働く事が必須で、両方の条件をクリアしないと国家資格である介護福祉士試験にチャレンジする事ができない。1週間のうち5日勤務する正社員や4日程度のパートタイマーも受験対象となるので、家庭の子育てと仕事を両立させたい兼業主婦も試験に望むことが可能だ。ちなみに、実務とはホームヘルパーとして介護業務に就いて利用者の世話をする事だが、利用者によって要介護度が異なる事に注意しながら仕事をする必要がある。
基本的な資格は、民間学校に通学して取得できる介護職員初任者研修である。2013年4月にホームヘルパー2級から名称変更したこの資格は、スクーリングと自宅学習に分かれていて、介護の仕事をしている場合であっても3か月前後の期間で取得する事が可能。卒業直前は、修了試験も実施される事から、講義を真剣に聞いて予習と復習を毎回行っておく事が重要である。スクーリングは、コミュニケーションが重要視されており、実際の介護現場で活かせるグループディスカッションや模擬介護が行われる。受け身ではなく、自分から進んで学習参加する姿勢がスクーリングでは重要なので、積極的に発言をしたり場を盛り上げたりすると良いだろう。介護職に興味がある人、これから資格取得を目指すという人は、こちらのサイト(http://inexperienced-care.com)も参考にしてほしい。
Comments are closed.